初心者キャンパーにとって、保冷力の高いクーラーボックス選びは死活問題!!
1泊ならまだしも2泊すると、お肉や冷蔵保存が必要なその他「食材の保ち具合」が気になるところ。
そう感じる人も多いと思うので、人気のクーラーボックス3つの保冷力を実験しました!
結論としては、ハードクーラーのパイクスピークの保冷力が1番ありましたが、ソフトクーラーであっても板氷が2泊目の夕方まで凍ってるタイプもありましたよ!
ハードクーラーってやっぱり凄いんです!
書いてあること
比較したのは人気のクーラーボックス3つ
- AOクーラー(11L)
- パイクスピークのハードクーラー(18.9L)
- ロゴスハイパー氷点下クーラー(40L)
実験した環境は下記の通り。
- 日中35度の2.5日間
- ロゴスの氷点下パック1枚
- 板氷1ブロック
- 2リットルの水(ペットボトル)1つ
- 350ml缶を3つ
- 500mlペットボトルを2つ
- アイス1つ
- クーラースタンドなし(直置き)
こちらを、3つのクーラーボックスに同じ数だけ格納して、板氷が水になるまで確認する保冷力の実験です。
クーラーボックスの適切サイズも合わせて確認してください。
結論から言うと、パイクスピークが2日目の夜まで冷んやりしてました。
そして、意外?だったのが新調したAOクーラーの保冷力!
パイクスピークほどではないですが、ソフトクーラーボックスなのに2日目の昼まで板氷が残ってたのには驚きでした。
もちろん、すべて大きさが違うのに格納する内容が同じなので、最も容量が少ないAOクーラーボックスが生き残りやすいのは当たり前なんですけど(笑)
なぜこの3種類なのか?
色々なクーラーボックスがあるなかで、なぜ「AOクーラー」「パイクスピーク」「ハイパー氷点下クーラー」なのか?を簡単にご説明します。
キャンプに向いている、かつ、程よい金額感(2万円以内)、Amazonや楽天での口コミ数と点数を総合的に判断し選出しました。
本当は、他にもあるのですが人気急上昇中の「AOクーラー」「パイクスピーク」は、それぞれソフトクーラーとハードクーラーという違ったカテゴリーですが、購入する人にとっては「保冷力があるのならどっちも気になる」が正解だと思ったからです。
1日目:13時
13時にクーラーボックスに入れて実験スタート!
チェックイン時間であろう13時に時間を合わせました。人によっては12時前にチェックインすることもあるでしょうが、今回は一旦13時でセットしました。現地入りを想定して、12時30分あたりにスーパーで購入して移動する時間を30分としています。そのため、13時にクーラーボックスに格納してます。
さて、ココからどう変化していくのでしょう!?
1日目:13時40分(40分経過)
直日光で温度計を測ってしまったので、44度という異常な計測になってますが、実際の気温は35度です(笑)
アイスが怖かったですが、どのクーラーボックスも冷えており変化は見られません!
1日目:14時02分(1時間2分経過)
気温は若干上昇して、37.7度。
やばい気温です。
中のドリンク達は平気でしょうか。
AOクーラーのアイスが溶け出しました。
もちろん、真夏の日中にアイスをクーラーボックスに入れる人なんていないでしょうが、実験は実験です(笑)
様子を見ましょう!
1日目:16時03分(3時間03分経過)
気温はやや下がり、34度。
驚くこととして、パイクスピークとハイパー氷点下クーラーのアイスは、やや溶け出しましたが依然として固まったまま。意外だ!
AOクーラーのアイスは、もう限界です!
アイス比較では、早くもAOクーラーは脱落が見えています。
肝心の板氷や飲み物は、3つともガンガン冷えてるので安心でした!
この調子でどこまで持つのか・・・?
1日目:18時01分(7時間1分経過)
少し変化が出ました!
今までカチコチだった板氷が、3つのクーラーボックス全てが「やや溶け」状態になりました。
「やや溶け」と言っても、氷の一部が水になっていることが確認できるだけで、依然として板氷として保っています。
缶についた水滴を見れば、冷えていることが分かりますよね??
キンキンです!
全部、いい感じの冷え具合です♪
1日目:19時45分(7時間45分経過)
1日目の夕食としては、頃合いの時間。
気温は26度です。
もう少し気温が高いかなと思いましたが、この日の夜は涼しく過ごしやすい夜でした。
板氷は、かなり水が増えているものの板氷としては健在。
どのクーラーボックスでも同じような溶け具合でした。
アイスはこの時点で全てのクーラーボックス内で全滅
そして肝心のアイスは、AOクーラーがアウトだけでなく全部のアイスが完全にアウトです(笑)
やはり日中から夜まで、保冷剤1枚と板氷1枚では保たないみたいです。でも、5時間前後は冷えていたので購入時間を工夫すればどうにかなりそう!
2日目:7時28分(19時間28分経過)
気温は約27度!
すでに朝から暑いです!
さて、一晩過ごした後のクーラーボックスはどうなっているでしょうか。
おお!
あああ!
ハイパー氷点下クーラーは、板水の固形はほぼなくなってます!(首の皮一枚)
雰囲気からも分かるように、缶には水滴が付いている十分冷たい(笑)
ま、まさかの!?
アイスは最初に溶けましたが、AOクーラーは板氷のままです!
缶も水滴が付いていますし、冷えていることを確認できました!!
2日目:12時13分(24時間13分経過)
再び暑い日中の、37.3度。
24時間経過した後のクーラーボックスはどうなっているんでしょうか。
パイクスピーク内の板氷は、半分くらい溶けましたが、まだまだ氷の状態。
缶にもペットボトルにも水滴が付いていて、喉を潤すにはちょうど良い冷え感です!
ハイパー氷点下クーラー内の板氷は、完全に水です。しかもほぼ常温。
でも、缶の冷え具合はギリギリ顕在!
そして、大金星となったAOクーラーは、ほんの少しだけ板氷が残っています。
十分すぎるくらい頑張ってます(笑)
水滴もバッチリ、冷えもバッチリ♪
ハイパー氷点下クーラーがココで脱落した理由を考察
ハイパー氷点下クーラーがココで脱落したのは、最初から劣勢に置かれている状況であったことですね。
- AOクーラー(11L)
- パイクスピークのハードクーラー(18.9L)
- ロゴスハイパー氷点下クーラー(40L)
このように、2倍近くの容量がありながら、保冷剤と板氷は小さい容量と同じ条件ですから・・・笑
ちなみに、今までハイパー氷点下クーラーをキャンプで使っている時は保冷剤4枚使用していて、その時は1.5日間板氷の状態を保っていました。
2日目:14時46分(26時間46分経過)
37.7度オーバー!
こんな状況でキャンプをやったら熱中症になっちゃうレベル。
パイクスピークの板氷は、1/3程度が凍ったまま!
ペットボトルもまだまだ冷えていて、お昼休憩には嬉しい温度感です。
AOクーラー内の板氷もギリギリですが、検討しています!
水滴も申し分なし!
2日目:18時37分(29時間37分経過)
ぐぐっと夜は気温が下がり、28.3度。
この時点では、パイクスピークもAOクーラーも変わらず板氷が残っていて、ドリンクも14時46分の時と変わらない冷え具合でした。
3日目:7時34分(43時間34分経過)
27.5度の清々しい朝です!(それでも暑いですけど)
パイクスピーク内の気温は、17.4度!
AOクーラー内の気温は、22.8度!
どちらも冷えていますが、AOクーラーの板氷が完全に溶けていたので実験終了です!
結果発表!2泊3日のキャンプでも冷んやりしているクーラーボックスあり
結果からは、以下の通りです。
- 1位:パイクスピーク(ハードクーラー)
- 2位:AOクーラー(ソフトクーラー)
- 3位:ハイパー氷点下クーラー(ソフトクーラー)
やはり、ソフトクーラーよりハードクーラーのほうが密閉されている、かつ、外壁が分厚いので保冷力が保たれた結果なのかと個人的に感じました。
実験では、ハイパー氷点下クーラーが最も早く板氷が溶ける結果となりましたが、容量に対する保冷剤と板氷の数が合っていなかったことを考慮すると、ハイパー氷点下クーラーも検討したんじゃないでしょうか。
事実、私が2泊3日した時は、3日目の朝までヒンヤリしてましたし(笑)
新調した「パイクスピーク」も「AOクーラー」も、口コミ通りの保冷力に天晴れです♪
食材とドリンクのそれぞれ分けたクーラーボックスを用意することを私は推奨しているので、
- パイクスピーク + AOクーラー
- パイクスピーク + ハイパー氷点下クーラー
のどちらかの組み合わせだと申し分ない保冷ができると実感しました!
まとめ
今回の実験では、パイクスピークの圧勝でしたが、容量と保冷剤および板氷を適切に管理できればどれも保冷力は充分あって2泊3日キャンプでも耐えられるなと感じました。
「冷えない」「がっかりした」という口コミが、それぞれのクーラーボックスの口コミで見受けられますが、ちゃんと保冷剤と板氷を扱えば問題ないんじゃない?という感想です。
しかも、今回はずっと炎天下に置きっぱなしでしたし、キャンプ中はテントの中に閉まったり、タープを使って日陰の中に置いたりするはずなので、保ちはもっと良いんじゃないですかね。
薬と同じで、容量に合わせた使い方をキャンパーが行うことでストレスのないキャンプを過ごせるかと♪
それにしても、暑かったな〜・・・・。もうやりたくない!笑