ロープの結び方ってけっこう適当にしちゃってたりしてませんか?
キャンプ経験はあるけど、ロープの結び方を知らないという人は意外と多いのです。
まぁぶっちゃけて言えば、初心者キャンパーでヘキサタープやレクタタープを使用しなければ必要ないですからね(笑)
ただし!
「タープを買った」
「強風予報の中でのキャンプ!」
といった状況では事情が変わってきます。
暑い日差しを上手く避けられなくて気分爽快な影を作れないかもしれません。
そういった悲惨な事態にならないためにも、ロープの結び方をぜひマスターしておきましょう!
もやい結び
様々なロープの結びがあるなかで、基本的かつ初心者でも簡単にできます。
その簡単さは、慣れたら10秒でロープが結べるほど楽なのです。
- 強度が強め
- ロープの太さに関わらず結びやすく、解けやすい
- 端の処理をしておかないと緩むことがあるので要注意
- 簡単に結べて、幅広い用途に用いらるので、覚えておくと便利
まずロープで輪っかを作りましょう!
この輪っかが、もやい結びの中心となるのでちょっと大きめに作ると良いですよ!
輪っかを作ったら、ロープの先端を輪っかの下から入れていきます。
このあとは、ロープと交差するときに、下→上→下と交互に繰り返しましょう!
一つ前の工程で、輪っかの下から通したので、今度は輪っかの上を通します。
図のように輪っかの右側が下、輪っかの左側が上になるはずです。
ロープの先端をそのまま伸ばし、今度はまた下を通します。
これで
- 下(輪っかの右)
- 上(輪っかの左)
- 下(ロープの下)
ということになります。
ロープの先端をやや下に向けましょう!
ロープの先端をやや下に伸ばしましょう!
輪っかの上を通しましょう。
先ほどは輪っかのロープを上から通したので、輪っかの(下)中を通るようにくぐらせます。
これで
- 下(輪っかの右)
- 上(輪っかの左)
- 下(ロープの下)
- 上(輪っかの上)
- 下(輪っかの中心)
ということになります。
ここまで来たらあとは締めるだけです!
少しずつ輪っかを小さくするイメージでOKです。
完成♪
この『もやい結び』はどんなシーンでも使えるので練習しましょう!
画像で確認すると難しそうですが、『もやい結び』は慣れれば本当に10秒でできます!
私も全くの初めての時は、家で練習しました。(現地でテンパりたくなかったため)
だいたい5回くらい繰り返せば、あなたも10秒で『もやい結び』の達人です(笑)
で、ここから大事なんですけど。
『もやい結び』をする場所どこなのよ!?
ロープの結び方については、いろんなサイトや動画で紹介されてるんですが、
- テントやタープのような場所なのか
- ペグなのか
一切語られていない(気がする)。
自在金具がある端っこをペグにくくりつけて、
もやい結びは、テントやタープに用意されている金具や輪っかにくくりつける!
兎にも角にも、もやい結びをマスターして、テントやタープに結びつけましょう♪
いえ、ロープでも調整できる『自在結び』で対応できます(次の章で紹介しています)のでご安心を。
自在結び
自在金具がない場合、壊れてしまった場合もロープで作り出せます!
それが『自在結び』と呼ばれる結び方です。
英語ではトートライン・ヒッチ(Taut-line hitch)とも言われます。
- 自在金具がない時には重宝する
- ロープの張りを自在に操れる
- 知っていると緊急事態に慌てない
もやい結び同様に、下→上→下と巻きつけるようにロープの先端を動かしていきましょう!
ここで、巻きつける対象(画像ではペグ)に向けて一旦結び目をスライドさせておきましょう。
画像ではペグをイメージしていますが、木の幹や太い枝の根元でも良いです!
そして、今行った動作を少し離れた場所にもう一度行っていきます。
2回目も、下→上→下の順にロープの先端を動かしていきます。
ここでちょっと特殊なのが、1周が終わったら既存のロープにそのままもう1周巻きつけることです。
グルグルっと蛇のように巻きつければ問題ありません。
そして、そのまま下にロープの先端を向けます。
この時、ハートの形のようになれば合っています!
※完璧なハートじゃなくても画像のようになっていればOK
そして、最後にもう1回同じことを行います。
ポイントは巻きつけている対象(画像ではペグ)から一番離れた場所に巻きつけることです。
グルっと巻きつけていきましょう。
そして、最後にできた輪っかにロープの先端を通したら完成間近です。
ロープの通せたら、キュっと締めましょう。
完成すると、自在金具の部分を左右に動かせることができます。
動かせると、気持ち良いです(笑)
巻きつけてる対象物(画像ではペグ)に移動させることもできれば、逆に遠ざけることもできます。
最近のキャンプ用品では自在金具があるロープがほとんどですが、壊れてしまったりすることもあるので覚えておきましょう!
また、キャンプだけでなく日常生活でも役に立つロープの結び方となっています。
まとめ
キャンプ初心者の人は、『もやい結び』と『自在結び』さえ知っていれば問題ありません!
ぜひ現地に行く前に練習しておきましょう!