近年の夏は日中に30度を超える日も多く、正直なところ暑すぎる日が続いています。
コードレス扇風機を使えば、暑い日も寒い日でも、空気の循環を促すことで快適に過ごすことができます。
ポイントは、3点。
- 持ち運びしやすいか
- ぶら下げ機能があるか
- 首振り機能があるか
基本的にはこの3点をベースに選べば失敗しません。
実際に私が購入してコスパ・機能面で見た際におすすめのコードレス扇風機は、『プラスモア』です。
書いてあること
まずは全機種の比較!首振り機能がおすすめ
今回比較したコードレス扇風機の各種項目をまとめました。
項目 | プラスモア |
キーナイス |
クレイモア |
ルーメナー |
スノーピーク |
---|---|---|---|---|---|
首振り機能 | ◎ | × | × | ◎ | ◎ |
吊り下げ (取り外し) |
◎ | ◎ | ◎ | × | ○ |
高さ調整 | ◎ | ◎ | × | ◎ | × |
リズム調整 | ◎ | ◎ | × | × | × |
タイマー機能 | × | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
風量調整 | 3段階 | 4段階 | 4段階 | 4段階 | 3段階 |
稼働時間 | 最大:14.5時間(弱) 最短:3.5時間(強) |
最大:22.0時間(弱) 最短:4.0時間(強) |
最大:32.0時間(弱) 最短:7.0時間(強) |
最大:22.0時間(弱) 最短:4.0時間(強) |
最大:21.0時間(弱) 最短:9.6時間(強) ※バッテリーにより異なる |
サイズ | 18.3cm × 17.6cm × 40.3cm |
20.4cm x 19.8cm x 15.6cm |
24.3cm × 22.6cm × 35.0cm |
22.1cm x 17.6cm x 36.7cm |
18.5cm × 27.2cm × 28.4cm |
重さ | 約695g | 約620g | 約600g | 約950g | 約1300g |
充電時間 | 約5.0時間 | 約5.5時間 | 約6.5時間 | 約4.5時間 | 約0.5時間 |
価格 ※Amazon価格 |
5,478円 | 4,880円 | 7,500 | 11,000 | 13,213円 |
後述しますが、スノーピークは少し特殊のため、その他のコードレス扇風機の比較図が下記となっています。
最短の高さは各メーカーの差はないように見えますが、
高さ調整すると、かなり変わってきます。
取り外し&吊り下げができるのは3つとなりました。
プラスモア
1番バランスが取れていると思ったコードレス扇風機が『プラスモア』です。
- 首振り機能あり
- リズム機能あり
- モバイルバッテリー機能あり
(※)Type-C - 3脚と本体を分離できる
(※)吊り下げOK - 高さ調整あり
- サイズが大きめ
- タイマー機能なし
- 連続最長時間が8.5時間と短め
(※)首振りあり時
何と言っても「首振り機能」はめちゃくちゃ助かります。
180度の首振り機能付き
『プラスモア』の首振り機能は、まさかの180度の広範囲回転!
ボタンを押すだけで簡単に首振りモードをONにできます。
上下の調整ができる扇風機は多いですが、左右の首振り機能があるのは『プラスモア』と後述する『ルーメナー』だけです。(今回実験した扇風機の場合)
3段階風力とリズムモード、モバイルバッテリー機能付き
『プラスモア』には、3段階の風力調整とリズムモード(強弱が自動)があります。
3段階調整できる扇風機も多いですが、リズムモードがあるのは『プラスモア』のもう1つの特徴ですね。
就寝時に、首振り機能とリズムモードを駆使すれば、換気も良くなるし体調が悪くなることもありません。
さらに、モバイルバッテリー機能の付いているので、スマホ充電も可能です。
電源がないキャンプサイトでは、緊急時に重宝しますね!
私が感じるデメリット
プラスモアの最大の欠点は、最長時間が「弱」+「首振りモード」で8.5時間と短い点。
首振りモードを使わないのであれば、「弱」で14.5時間なので1泊2日なら何とか持ち堪えられます。
終日使う場合や首振り機能を使う場合は、ポータブル電源や区画サイトを使用することを推奨します。
キーナイス
「3脚の長さ調整」と「手軽に持ち運べる重量」、「ライト機能」が特徴の『キーナイス』。
- ライト機能あり
- リズム機能あり
- モバイルバッテリー機能あり
(※)Type-C
- 収納袋が付属
- 3脚と本体を分離できる
(※)吊り下げOK - 高さ調整あり
- 首振り機能なし
- 音が大きくうるさめ
- 3脚の取り付けが混乱しがち
- 3段階風力+リズム風の選択が可能
- 1〜4時間までの段階的タイマー設定
これが1ヶ所で設定可能です。
他のポータブル扇風機にはない「ライト機能付き」
他のコードレス扇風機にはない、キーナイスだけの「ライト機能」が活躍することもキャンプでは多いでしょう。
明るい状態でライトをつけてもさほど魅力を感じられないので暗くした場合の明るさも撮ってみました。
さらに少し引いてみます。
この状態でテント内やランタンスタンドからぶら下げれば、多少なりとも明るくなるので便利ですね!
地味に嬉しい収納袋付き
購入してみて分かった地味に嬉しい付属品が、収納袋があったこと。
収納袋の有無は、精密機械を保護するには大切です。
正直、分厚い生地ではないです(笑)
ただ、やはりせっかく購入した精密機械をアウトドア目的で保護するには安心材料の1つになります。
私か感じるデメリット
正直、値段の安さからしたらコスパは一番良いです。
「弱」で最長22時間も使用できますし、就寝時の約10時間程度の利用があっても日中に12時間も使える計算となります。
首振り機能がない点は残念ですが、好みと使い方次第で持ち主を選ぶコードレス扇風機ですね。
クレイモア
愛くるしいデザインで人気があるコードレス扇風機『クレイモア』。
吊り下げ式も可能な便利な相棒になります。
- 最長32時間の稼働
- タイマー機能あり
- モバイルバッテリー機能あり
(※)Type-C、A - 3脚と本体を分離できる
(※)吊り下げOK
- 高さ調整できない
- 首振り機能なし
- リズム機能なし
首振り機能がなくても最長32時間使用できるのは、炎天下のアウトドアでは終日を通して快適空間を生み出してくれます。
シンプルな風力調整とモバイルバッテリー機能
『クレイモア』の設計は、ボタン設定が直感で操作できるので説明書要らずでシンプルです。
画像のように、誰がみても「風力調整」「タイマー」も上部で設定できるので簡単ですね!
さらに、モバイルバッテリーの充電部分は裏側を見ればハッキリとわかります。
これだけシンプルならば、機械操作が苦手な人も平気でしょう(笑)
私が感じるデメリット
『クレイモア』のデメリットは、首振り機能がないことがどうしても上げられます。
どうしても、『プラスモア』と比較すると首振り機能がない点はマイナスポイント。
Amazonでも口コミ4.5と非常に高評価ですが、首振り機能の有無は評価が分かれるところでしょう。
ルーメナー
フォルムデザイン、知名度、ともに良質な評価が多いルーメナーのコードレス扇風機。
値段は1万超えと最も高いですが、首振り機能もあるのでおすすめですが、取り外してぶら下げ利用ができないことがネック。
- 首振り機能あり
- リモコンあり
- モバイルバッテリー機能あり
(※)Type-C
- 上下70度の角度調整
- 最長30時間の稼働
- 高さ調整あり
- 1万超えで高価
- ぶら下げ不可
- 羽が壊れやすい(?)
高価なだけにメリットは最も多いですが、ぶら下げ機能がない点をどう捉えるかがポイントです。
デザインもカッコよく、ボタンを「回す」か「押す」かで機能の切替が可能♪
この2つのパターンで、「風力調整」と「タイマー設定」と「首振り」を設定できます。
USBはType-Cのみで、下部にあります。
ちょっとだけ接続が困難ですが、一度慣れたら平気です。(初見では難しいかも)
リモコンで楽に設定変更&首振りがGood
今回比較したコードレス扇風機の中で、唯一リモコンがあった点は嬉しいですね!
最先端を走ってる感じがして興奮します!
私が感じるデメリット
「本体と3脚を分離できない = ぶら下げ機能がない」のでテント内での活用方法が難しいです。
会社で使ったり部屋で使ったりする分には申し分ないですが、キャンプでの利用幅が得られないのが残念でした。
積載に余裕がある車なら問題ないですが、少しでも余裕を持って積載したい4人家族の我が家にとっては、デザインは最も好きなだけに残念な結果です。
スノーピーク(もしくはマキタ)
スノーピークとマキタがコラボしたコードレス扇風機も有名ですし、魅力的なポイントが多いです。
- 家庭用扇風機と変わらない風力
- 首振り機能
- タイマー機能
- ぶら下げできる
まさに最強のコードレス扇風機です。
私が感じるデメリット
ただし、購入前に気をつけなければいけないポイントがあります。
それは、専用の「電源アダプタ」と「バッテリー」を別途購入する必要があること。
つまり、「コードレス扇風機」+「電源アダプタ」+「バッテリー」で2万円は超えてしまいます。
もし草刈機やその他マキタ製品を持っている人であれば問題なく「買い」です。
しかし、多くのキャンパーはマキタ製品を持っていないと思うので買うのは控えたほうが良いです。
2泊以上はポータブル電源や電源サイトの利用で長時間使用
さて、ここまでポータブル扇風機の比較をしてきましたが、キャンプで2泊以上する場合はどうしても充電が切れがち。
そうなった場合は、電源サイトを利用したり、
ポータブル電源を使用しないと扇風機を満足に使うことができません。
ポータブル電源は容量によって使い勝手の幅が変わりますが、1泊2日なら400Wh×6kgのポータブル電源を選びましょう!
もしポータブル電源を買うことに躊躇する場合は、レンタルすることも方法の1つです。
【レビュー】87%もお得!ポータブル電源をモノカリでレンタルした感想
まとめ
手軽にキャンプへ持っていける&活躍するコードレス扇風機の比較でした。
ただ、それぞれを比較した結果、首振り機能は欠かせないなぁと感じました。
何を取って何を捨てるかは選ぶ人の好み次第なので、メリットデメリットを良く吟味してトライしてください!