そんな時こそダッチオーブンを使いましょう!
ダッチオーブンとは、煮る・焼く・蒸すことができてしまう万能な鍋のことです。
ダッチオーブンは、手入れ(シーズニングと言います)を必要とするタイプと、全くそんな必要がないダッチオーブンと様々です。
初心者におすすめなのは、手入れ(シーズニング)をしないで使えるダッチオーブンがおすすめです。
メーカー | 素材 | IH利用 | 洗剤洗い | オススメ度 |
---|---|---|---|---|
SOTO | ステンレス | ◯ | ◯ | |
ロゴス | 錆鉄 | ◯ | × | |
ユニフレーム | 黒皮鉄板 | ◯ | × | |
コールマン | 錆鉄 | × | × | |
ロッジ | 鋳鉄 | ◯ | × |
キャンプ初心者は、手入れが簡単なシーズニング不要のダッチオーブンをまずは検討しましょう!
ダッチオーブンでできる料理の例はこんな感じ!
- 豚の丸焼き煮込み
- 炊きこみゴハン
- アジアン鶏飯
- スペアリブのスタミナ煮込み
- 豚の角煮
- チキン南蛮
- プリン
- ふっくらパン
- その他いろいろ!
ワクワクしてきましたか〜?
書いてあること
初心者におすすめのダッチオーブン5選
手入れ不要、家庭でも使える、扱いやすいというポイントをもとにおすすめ順で紹介します!
もちろん今回紹介するダッチオーブン以外がダメというわけではありません。
ただし、初心者が最初のダッチオーブンとして選ぶのなら、このラインナップで間違いないです!
ちなみに、ダッチオーブン単体だけでは調理はできるものの、アツアツの鍋を持ち運べません。
ダッチオーブンを検討する場合は、リッドリフターやもミトンがあるとより安心ですよ!
【SOTO】 ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン(8インチ) ST-908
引用:Amazonの口コミ
購入後ごはんを炊いたりローストビーフやパエリアを作ったりと大活躍。
ステンレスなので調理後の洗いも気を使わず金束子でゴシゴシ洗えるのもいい、錆びが気にならないのが購入動機の1位
初心者がダッチオーブンを扱うにあたって、手入れ・洗い方などの注意点がなく、最も手軽に使えるのがSOTOのステンレスダッチオーブン。
(後述しますけど)SOTOダッチオーブンは3つの素材の中で、最も扱いやすいステンレス製。
- シーズニング不要
- IHで使える
- 洗剤・金たわしでゴシゴシ洗える
鉄製のダッチオーブンは、手入れをキチンと行わないとサビて使えなくなってしまう難点があります。
しかも、家庭のIHでも使えることを考えると長い目でみたらコスパ最高なのです。
ローストビーフやパエリアなんて余裕です。
一番気をつけなければいけない食後の洗い方ですが、ステンレス製なので他の食器と一緒に洗剤でゴシゴシ♪できます。
と思うくらい不安なら、SOTOのダッチオーブンにしておけば不安材料はなくなります。
安いダッチオーブンでも7,000円〜9,000円くらいするので、1個台無しにすると精神的にも金銭的にも2倍以上のダメージがきます・・・泣
という人は、工夫次第ではユニフレームの鍋でもある程度の料理はできるので参考にしてください!
【ロゴス】 ダッチオーブン SLダッチオーブン(バッグ付)
引用:Amazonの口コミ
初めてダッチオーブンです、やっぱりなに作っても美味い❗️普通にBBQするより食材費が安いかもしれません。調理時間はBBQと比べて時間はかかるけどそれもまた良しです。ジュージュー焼ける音と、匂いが良いですね。
シーズニングレス仕様だから、面倒な使用前の手入れが不要なのがウリ♪
料理の幅が広がる深型でキッチンでも使える脚無しタイプで、さらにIH対応・収納バッグ付きと至れり尽くせりなダッチオーブン。
ステンレス製とは違って洗剤は使えないので、使用後の扱い方が錆びさせないポイントとなります。
【ユニフレーム】 ダッチオーブンスーパーディープ
引用:Amazonの口コミ
大きい、重い、まさにダッチオーブンです!大量の揚げ物や丸鶏ローストに使いましたが、鳥は普通サイズなら余裕で2羽入ります。焼き芋も美味しくできました!元祖、鋳物の鍋と迷いましたが、手入れも楽で個人的にはこれで良かったと思います!
ダッチオーブンといえばユニフレームと言っても過言ではない!ほど使いやすく人気があります。
このサイズのダッチオーブンであれば、キャンプだけではなく2〜3名の来客にも対応できますので重宝します。
ロゴスと同じように、ステンレス製とは違って洗剤は使えないので、使用後の扱い方が錆びさせないポイントとなります。
【コールマン】 ダッチオーブン10インチ 170-9392
引用:Amazonの口コミ
4人でキャンプした際にこのダッチオーブンでオニオンスープを作りました
10インチだと少し小さいかなと思って心配しましたが、丁度良かったです。玉ねぎ(中)を6つぐらい敷き詰められる大きさでした。またガスコンロじゃないと沸騰しないかなと思ったのですが、炭火コンロの網の上に置くだけで十分でした。
ロゴスのダッチオーブン同じで、シーズニング不要!
そのため買った後に特に手入れをしなくて良いのがポイント!
大は小を兼ねるということもあって、10インチをチョイスすると良いでしょう!
※玉ねぎ(中)を6つ程度を敷き詰められる大きさ
こちらも洗剤は使えないので、使用後の扱い方が錆びさせないポイントとなります。
【ロッジ】 ロジック10.25インチキッチンダッチオーブン L8DO3
引用:Amazonの口コミ
初めての購入だったので、他のメーカも調べましたが、安心できる老舗メーカーを購入。(鍋の密閉度が重要なので、鍋を選ぶときはご注意を!)最初は鶏の蒸焼き、次週はビーフローフ、次次週ピラフと作りました。
わずか30分で蒸し・煮込み料理・焼き芋・・・と、様々な場面で使える鍋がロッジのダッチオーブンの良いところ。
難点としては、蓋の上に炭が置けないこと。
通常、ダッチオーブンは鍋の下と蓋の上の両方から熱を温めえることで満遍なく鍋を熱していくのが定石です。
でも、ロッジはそれができません。
工夫をするとしたら、ホームセンターや100均一ショップで数百円で購入できる七輪用のゴトクを活用して防ぐしかありません。
お財布事情がある人は、ロッジのダッチオーブンが良いですが工夫しないと理想の料理は作れないかも?
とは言え、ロッジのダッチオーブンで失敗した〜・・・という声は聞かないので今回チョイスしました!
失敗しない選び方
ダッチオーブンは、いろんなメーカーから販売されています。
それぞれ特徴がありますので、ざっくり見ていきましょう。
メーカー | 素材 | IH利用 | 洗剤洗い | オススメ度 |
---|---|---|---|---|
SOTO | ステンレス | ◯ | ◯ | |
ロゴス | 錆鉄 | ◯ | × | |
ユニフレーム | 黒皮鉄板 | ◯ | × | |
コールマン | 錆鉄 | × | × | |
ロッジ | 鋳鉄 | ◯ | × |
1. 素材選び
素材の違いによって料理のしやすさや頑丈さが異なってきます!
錆びにくく軽い素材がウリ。使用前後の手入れも洗剤1つあれば他の食器と同じよう食器洗いが簡単。難点としてはパーフェクトに近いので高額になりがちなことと、鉄製のようにみられる独特な雰囲気が損なわれる点。
比較的、低めの価格帯が多い。錆びやすいのでなど最初こそ手入れは大変ですが、使い込んでいくとダッチオーブンの内側が油でコーティングされ、テフロン加工のような焦げにくい状態になるのが特徴。
比較的、低めの価格帯が多い。錆びやすいのでなど最初こそ手入れは大変ですが、使い込んでいくとダッチオーブンの内側が油でコーティングされ、テフロン加工のような焦げにくい状態になるのが特徴。
製造過程で鉄の表面に皮膜をつけ、さびにくくしたもの。黒皮はコーティングとは違うので簡単にはがれず、そのため洗剤や金タワシで洗っても大丈夫!メンテナンスは楽になる代わりに、錆鉄よりは価格がは多少上がってしまう傾向。
ダクタイルとは、「強靭な」という意味があり、従来の鋳鉄よりもヒートショックや衝撃への強度が向上しながらも極薄かつ軽量化に成功した素材。錆鉄の上位版と思っておけばOK。
2. 値段だけで判断せず欲しい調理ができるか、管理方法が自分に合うか
初心者はどうしても「安かろう悪かろう」と同じ感覚で、極力安いキャンプ道具を選択しがち。
ダッチオーブンは、椅子やランタンといった小物に比べて高めの値段です。
安い=ダメというわけではないですが、安い理由を口コミや商品概要を必ず把握・理解してから買うようにしましょう!
そして、管理方法が自分にとって苦ではないか?を確認しましょう!
私は、けっこうズボラな性格で、料理を食べ終わったら食器はすぐに洗わずに水に浸して置いておくタイプです。
そんな性格の人が、鉄製のダッチオーブンを安いから買ったらどうなるでしょうか?
錆びます。
すでに何回か述べていますが、鉄製のダッチオーブンは食前後の手入れを適切に行わないと、すぐに錆びてしまいます。
そのため、ズボラな性格(特に私にとって)であれば多少高くてもステンレス製のダッチオーブンが適していると判断できます。
もちろん、毎回のメンテナンスの過程も大切にしたいという人は、鉄製でも十分ですよ!
このあたりは、ご自身の手入れ・管理方法と、ダッチオーブンで何をしたいのか?を念頭において検討してください。
メーカーによってはシーズニングが必要
使用後は面倒なお手入れが少ないダッチオーブンでも、初回使用時に『シーズニング』と呼ばれる作業が必要になってきます。
鉄製の鍋を使い始める際に、油に慣らすこと。
難しいことはないので安心してください。
ダッチオーブンと同じように、アヒージョを楽しめるスキレットもシーズニングが必要になります。
【改めて重要なこと】使用前より使用後の手入れ・メンテナンスが大事
シーズニングの不要さが初心者にとって手軽だからおすすめ!とはしましたが、注意しなければいけないことは使用後のメンテナンス。
ステンレス製を除いた鉄製のダッチオーブンは、使用後にすぐに手入れ・メンテナンスをしないと錆びます。
しっか手入れすれば長持ちするので安心してください!
ダッチオーブンは、他のキャンプ道具と違って「自分色」に染めることができます。
それが有名な「ブラックポット」と呼ばれる美しいコーティングです。
長年使い込むことによって、光るような漆黒にまで色が変化したダッチオーブンの通称のこと。使用者独特のメンテナンス方法によって黒く光るので、同じ色合いを持ったダッチオーブンは存在せず、まさにオリジナルを追求できるキャンプ道具なのです。
使用後は、こびり付いた食材を早めに取り除いてお湯を注いで沸騰させます。
ダッチオーブンが熱いうちに水をそそぐと割れてしまうこともあるので、必ずお湯を使用すること!
お湯で汚れを落としたらシーズニングの要領と同じで、乾燥させて植物性オイルを塗ったら完了です。
さらに大事なことは、収納時に湿気を含ませないように新聞紙で包んだり、専用のケースに入れて保管することです。
鉄製のダッチオーブンは、水分が苦手なので湿気がある場所には絶対に保管しないようにしましょう。
まとめ
焼く・煮る・炊く・燻す・炒める・揚げる・蒸すといったことがダッチオーブン1台あれば対応できてしまいます。
ダッチオーブンをまだ持っていない、そこのあなた!
魔法のお鍋:ダッチオーブンを手に入れて、キャンプの食事の幅を広げてみませんか?
食事での楽しみ方がまた一つ増えますよ♪
あとはお米もあると最高ですね。