近年、冬キャンプを楽しむブームになりつつありますが、厳しい寒さに耐えられるだけの防寒グッズを用意しておくことが非常に重要になってきます。
「薪ストーブ」や「石油ストーブ」といったストーブ類は暖を取るためのマストアイテムですが、こういったストーブ類以外にも用意しておくと便利なアイテムがいくつもあります。
書いてあること
冬キャンプの暖を取るマストアイテム3選
冬キャンプでは、いかにして暖を取るかが大きなカギを握ります。
冬キャンプの暖を取るための必需品としては、以下の3点がまず上げられます。
- 薪ストーブ
※最強!1番暖かいがデカイのが難点 - 石油ストーブ
※扱いやすい!寝るときは消灯必須 - 電気毛布
※電源さえあれば快適!手頃な価格でGood
薪ストーブ
その名の通り、薪を燃やして暖を取るストーブ。ゆらゆらとする炎をテントの中で見れるのは極上の癒し。冬キャンプで過ごすには最も暖かいストーブ。
テント内で使用するときは、一酸化炭素中毒にも注意する必要があります。
「大きいサイズ」「薪を入れ続けなければいけない」「維持費とメンテナンス費がかかる」の3点が特に注意ですね。
- 大きいサイズ
- 薪を入れ続けなければいけない
- 維持費とメンテナンス費がかかる
薪ストーブは非常に種類が多く、さまざまなメーカーが商品を販売していますが、なかでもおすすめなのはG-Stoveの「G-Stove Heat View 本体セット」です。
北欧のノルウェーに本社を置くG-Stoveは薪ストーブ界の王様と呼ぶにふさわしく、キャンパー達に高い人気を誇っています。
ステンレス製なので重さは10kg近くありますが、ずっしりとした重厚感で確かな存在感を放っている薪ストーブです。
薪ストーブとしてしっかりとした機能を備えながら価格は1万円台に抑えられており、非常にコスパのよいアイテムです。
軽量で持ち運びが簡単な点も、荷物が多くなりがちな冬キャンプにおいては重要なポイントです。
石油ストーブ
普段家庭で使うような灯油を燃料にしたストーブ。薪ストーブと比べるとサイズは小さく安価に入手できるので、小さなテントや初心者が手を出しやすい。
難点は、「製品によって暖まりやすさが異なる」「一酸化中毒に注意する必要がある」「換気が重要」の3点。
ビビりがちな石油ストーブですけど、ちゃんと換気に気をつけていれば特に問題はないですよ!
石油ストーブは室内で利用するものというイメージがある人も多いです(実際に私がそうだった)が、冬キャンプでもしっかり活躍してくれます。
サイズによって効率的に暖められる広さが異なりますが、冬キャンプに持っていく場合は持ち運びやすさも考えて、「6~9畳」に対応しているものを選ぶのがおすすめ
2ルームテントのように広めのテントの中で暖を取りたい場合は、「6~9畳」ではなく「10畳~」の石油ストーブを利用したほうが良いです。
初心者向けであるトヨトミの石油ストーブは、ハンドルを1~2回まわすだけで点火する使い勝手のよさが特徴です。
給油時消火機能や「こぼれま栓」と呼ばれる特殊な栓により、火災予防機能もバッチリです。
そして、アラジンから出ている「ブルーフレームヒーター」というストーブもおすすめ。
着火してからすぐに暖められるアラジンの技術が生かされたアイテムで、レトロな見た目も相まって高い人気を誇っています。
電気毛布
電源サイトのあるキャンプ場を利用する場合やポータブル電源を持っていく場合は、電気毛布も暖を取るための重要なアイテムとなります。
電気毛布には敷いて使うタイプとかけて使うタイプの2種類があるため、どのようなシチュエーションで利用するかを想定したうえで、利用する商品を選ぶ必要があります。
かけて使うタイプでおすすめなのは、アイリスオーヤマのブランケットタイプの電気毛布で、落ち着いたトーンのチェック柄なので年齢や性別を問わず幅広く使うことができます。
保湿性が高く柔らかなので、乾燥しがちな冬の屋外キャンプでは非常に重宝します!
無段階で温度調節が可能なので、自分の好きな温度で利用できるのもポイントが高め。
敷いて使うタイプでおすすめなのはコイズミの「電気毛布 敷毛布」です。
サイズも何パターンか用意されているので、使いやすいサイズを選んで利用することができます。
敷いて使うタイプではあるものの、かける形で使うこともできるので、1つで2つの役割を担うことができる超優秀な防寒グッズです。
そして、キャンプ場に電源サイトがない、ポータブル電源も持っていないという場合でも、充電式の毛布であれば利用可能なのがドウシシャから出ている「ウェアラブルヒーター ブランケット 充電式」の毛布。
スイッチをオンにすればすぐに暖かくなる速暖性が魅力です。
その他の電気毛布より多少パワーが劣ってしまうのは否めませんが、場所を選ばずに利用できるのは大きなメリット!!
暖を取るだけじゃなく料理にも活用できる「焚き火台」は同じく必須アイテム
冬キャンプで暖を取るためのアイテムとして外せないのが、「焚き火台」。
キャンプといえば焚き火というイメージをおもちの方も多いと思われますが、地面に火が直接触れる「直火」での焚き火が禁止されているキャンプ場も実は意外とあります・・・。
焚き火は暖を取るためにも役立ちますが、BBQを行ったりマシュマロを焼いたりとキャンプらしいことを楽しむためにも役立つので、焚き火台はぜひとも持っておきたいアイテムの1つです。
初心者におすすめの焚き火台や薪の組み方を別記事でも紹介しているので、不安な人はチェックしてください!
ストーブはちょっと・・・という人には風防板も検討あり
そう言う人は、テント内では使えないですが焚き火を使ってもっと暖まる方法があります。
それは、風防板です!
強風から焚き火を守ってくれるだけでなく、反射板による温熱効果で暖かい風が手前に来るようになります。
おすすめは、CAMPGREEB(キャンプグリーブ)から出ている、口コミ4.5の大型風防板です。
ジャバラになっていて、環境に合わせて自分の好きな形に変形できるのがポイント!
ホットカーペットがあれば地面からの冷気もシャットアウト
電源サイトがあるキャンプ場では、電気毛布と同様にホットカーペットも大活躍します。
テントで寝る際にシュラフを使ったり、着てきた上着を下に敷いて寝たりしても、地面からの冷気をシャットアウトすることはかなり難しく、寒さで寝付けないことも多々あります。
しかしホットカーペットがあれば、地面からの冷気を完全にシャットアウトしてくれるので、冬キャンプのテントでも快適に眠りにつくことができます。
持ち運びに余裕がある場合は、コット(簡易ベッドのようなもの)を置いて地面との距離を空けることで底冷えしないで済みます。
ソロキャンプで使えるようにとバッグの中に収まるコットも開発されているので、少しでも寒い体験を避けたい人は要チェックです!
暖を取るためのグッズをしっかりと確保して快適な冬キャンプを!
冬キャンプではピンと張りつめた空気の中で、春~秋のキャンプとはまた違った雰囲気を楽しむことができますが、寒さ対策をしっかりとしておかなければ心から楽しむことができないかもしれません。
暖を取るためのアイテムはいろいろとあるので、どのようなシーンで利用するかを想定したうえで、必要になるであろうグッズを用意しましょう。
なお、キャンプ場に電源サイトがあるかどうかで選択肢の幅も変わってくるので、その点には注意しておくこと!!!