誰もがキャンプで失敗したくないと思いますが、どうしても起きてしまう「キャンプ初心者のあるある失敗談」を8つ紹介します。
- 忘れ物をした
- 設営・撤収の壁
- 到着が遅れて何も見えない
- ペグやハンマーが壊れる
- 炭に火が付かない
- 寝苦しい
- 朝起きたら背中が痛い
- 虫がうざい
こういったことがキャンプ初心者には襲いかかってきますが、ベテランと呼ばれる先輩キャンパーでも皆1度は経験している失敗談です。
対策方法も合わせて事前に知っておくことは、キャンプを成功に導くための知恵になるので、ぜひ頭に入れておきましょう♪
その他に、キャンプの基本知識や持ち物も見ておくことをおすすめします。
書いてあること
道具が足りない、忘れた
キャンプをするためには、数多くの細かい道具がたくさんあります。
そんな馬鹿な・・・と思いがちですが、色々と「忘れ物」をして現地に着いて気が付くことも珍しくはありません!!
忘れがちな例は、前日に買った「食材」やキンキンに冷やした「保冷剤」を自宅の冷蔵庫に入れっぱなしにしたり(←実体験。笑)することですね。
着火剤は買ったけど、チャッカマンやライターを忘れた!なんてこともあります。
※タバコを吸わない人は、ライターすら持ってないので注意。
忘れ物防止チェックリストをもとに用意・準備をしましょう。
【キャンプの持ち物リスト】忘れ物防止用のチェックボックス付き
設営に時間がかかりすぎる
キャンプ初心者は、現地に着いても慣れるまでは「テントやタープの設営」に時間がかかりがち。
テントが一番厄介で、設営に手間取ると1時間かかることもあります。
テントの中も、寝床となる「インナーシート」や「寝袋」の順番も予め知っておく必要があります。
もちろん、自分なりのお好みのレイアウトが定まってさえいれば、手分けして効率よく設営することもできるので、家族キャンプの場合は手分けして時短を心がけましょう♪
キャンプでの設営4ステップ!スッキリとしたレイアウトを仕上げよう
子どもたちからは「ね〜まだなの〜??」の声、それと同時に設営しているけど、説明書通りに一向に上手く設営できなくてイライラ!
なんてことにならないように!!
撤収方法を知らないと、設営より時間がかかる
そして、設営以上に撤収に相当時間を費やすことも初心者あるあるです。
特に、「テント」と「タープ」を折り畳んでも収納ケースに入らない!ことが多発します。
このように思った先輩キャンパーは多いはず。
そう。慣れていないと、悪戦苦闘することは間違いありません。
使っているテントやタープにもよりますが、コツをつかめば1発で収納可能になります。
到着が夕方になり真っ暗で見えない
GWや夏休み、シルバーウィークといった高速道路が混雑する特定日においては起こり得る「到着時間の遅れ」です。
既に述べた設営にも時間がかかるので、到着が遅れると悲劇度は増すばかり。
ランタンを灯そうにも、「周囲が暗くて手元が全く見えず準備が進まない」ことは初心者にとっては、過酷のそのものです。
高速道路が空いていてチェックイン時間に余裕が出来てしまったら、近くを観光したり買い出しに出かければ良いんです!
着くのが17時とか18時になったら、嫌じゃないですか?
私は、GW中に10時出発の18時着という、とんでもない事故渋滞に巻き込まれた経験があります。あれはもう二度と経験したくないし気持ちがどんどん萎えていくのは避けたいので、遅くとも8時前には出発するようにしています。
オススメのキャンプのスケジュール ~1泊2日の例~(前日から帰宅後まで)
付属のペグやハンマーがすぐ壊れる
テントやタープを買うとセットで付いてくる、ペグやハンマーは「早々に壊れるもの」と頭に入れておき、代替品を用意しておくことをおすすめします。
(批判するわけではないですが)コールマンのテントやタープに付いてくる、プラスチックペグやハンマーは硬い地面のキャンプ場では力加減ではすぐ壊れます。
悪いことは言わないので、鍛造ペグと鍛造ハンマーを別で用意しておきましょう。
刀を作り上げるときと同じような製造法で、硬く丈夫な製品に仕上がるので壊れにくいのが特徴。
詳しい話は、付属ペグは危ないよ!初心者におすすめの「鍛造ペグ3選」と「選び方」や3回目で破損。ペグとハンマーは鉄製買っとけ!プラスチックだと怖い理由という記事でも解説しています。
炭に火が付かず、料理に手こずる
日帰りBBQでも多発する「炭に火がつかない」事件です。
一度は経験があるんじゃないですか?笑
高級炭である「備長炭」は火持ちがよく火力も安定しているので一見良さそうですが、着火しにくいのが最大のデメリットなんです・・・。
ドンキホーテやカインズといった、ホームセンターで売っている「黒炭」と呼ばれる炭であれば着火しやすいのでおすすめです。
「黒炭」に十分な火が渡ったら「備長炭」を投下していくのが定石です。
火起こしに最強?と呼ばれるガスバーナーでの着火は、キャンプ初心者には少しビビってしまうくらい火力が強いのでおすすめできません。
最も簡単な着火は、火起こし器です。
火をつけた着火材の上に置いて放置すれば15分ほどで炭に火がつき、スムーズにBBQや調理を始めることができます♪
【最短5分】誰でも簡単に火おこしができる裏技!苦手な人もこれで安心!
暑い!寒い!気温対策が不十分で萎える
気温対策の不十分による幻滅・失敗も、キャンプ初心者には「あるある」な失敗談です。
日中が高くて半袖になりがちなGWやシルバーウィークであっても、山の奥にあるキャンプ場の夜は一桁台の寒さになることだってあります。
- 日中:20℃
- 夜中:6℃
キャンプ初心者からすると「そんなに気温が変わるの!?」と思うかもしれませんが、標高の高いキャンプ場であれば当たり前に起きています。
電源サイトを利用するのなら、電気毛布を持参して暖を取るようにしてください。
フリーサイトや区画サイトであっても、幅広い気温に対応する寝袋だけじゃなく、場合によってはダウンコートが必要になることもあります。
不安な場合は、事前にキャンプ場に連絡して日中と夜間の気温差を確認しておきましょう。
朝起きたら、背中が痛い
普段、ふっくらベッドで寝ていてもテント内にマットやコット(簡易ベッドみたいなやつ)を用意しないと、翌日には背中が痛くなっていることもあります。
特に、地面がゴツゴツした石や岩があるような場所に設営してしまったら、寝るときにテントを移動させるのは至難の技です。
対策としては、下記3点です。
- インナーマットを分厚くする(おすすめは、10cm以上)
- コットを用意して地面と距離を空ける
- テント設営時に、寝やすさを確認する
極論、地面と身体が接する距離を離せば、身体への負担は軽減できます。
インナーマットを分厚くするのなら、コールマンやスノーピークといった人気のメーカーから選ぶと良いです。
詳細は、分厚い10cmのインフレーターマットの比較記事を見てください。
虫に対策が不十分で、刺される・囲まれる
虫嫌いな人(特に奥さんが苦手なケースが多い)がいる場合は、虫対策も万全に行う必要があります。
そう思う人も多いですが、大自然にお邪魔してるのは我々人間なので上手く共存しましょう!笑
完璧な虫対策はありませんが、出来る限り虫と接触しないように工夫することは可能です。
- 虫を寄せ付ける光を遠くに設置する
- 刺されないためには、長シャツ・長ズボンが鉄則
- メッシュ付きのテントやタープ内にて過ごす
- 虫刺され防止のスプレーを用意しておく
この4つを守ればOKです。(その他の虫対策記事を見る)
特に①の「虫を寄せつける光を遠くに設置する」は、???となる人も多いことでしょう。
そう思う人が多いのも頷けるんですが、虫を寄せつけるランタンが実は存在していて、名をモスキートランタンと言います。
モスキートをテントや中央スペースとは真逆の場所に設置することで、人がいるエリアから遠い場所へと誘導するという仕組みです。
価格も2,000円台とお手頃価格なので、モスキートランタンを1台持っておくだけでもテントやタープ内は一気に快適になります!!
その他にも、虫が嫌う匂いを常時蔓延してくれる頼りになる相棒もあります。
まとめ
今回紹介したキャンプの「あるある失敗談」はほんの一例です。
このほかにも予期せぬ事態を体験することもあると思いますが、大事なことは一度経験したことを繰り返さないようにすること!
何回も失敗してどんどん熟知していけば、回数をこなすうちに失敗は少なくなります。
ただし、最初から失敗談と対策を知っておくだけでも随分と結果は変わってくるので事前に対策をしておきましょう♪